楼門・神木
photo
写真は楼門
 <楼門>
 津島神社の楼門は南面する本殿の東側に位置するため、通常は脇門と考えられます。しかし、津島神社の場合、かつて神社の東を天王川が流れ、御輿渡御(神様が御輿(みこし)に乗って、本殿から御旅所へ移られる)の御旅所があったため、実質上の正門としての役割を担っています。
 楼門は豊臣秀吉の寄進と伝えられ、墨書から天正19〜20年(1591〜92年)に建てられたことがわかっており、国の重要文化財に指定されています。三間一戸、入母屋造り、檜皮葺き、朱塗りで、明治維新前の神仏習合時代には楼上に仏像が安置されていました。

<神木>
 津島神社には二本のイチョウの大木があり、御幣の付いた注連縄が張られています。馬場町にあるのが御神木で樹齢500年、東鳥居横にあるのが樹齢600年で、両者とも県の天然記念物に指定されています。木の幹から気根が垂れ下がっており、触れると母乳が良く出るようになると伝えられています。


close