堤下神社と井戸
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写真は堤下神社にある井戸遺構
  橋詰道標から本町通りを北(上街道)へ行くと、堤下神社があります。江戸時代には金燈篭社(かなどうろうしゃ)と呼ばれていました。昔、鉄製の燈篭があったことからです。江戸時代中期までは、この地と津島神社(江戸時代は津島牛頭天王社)の間には天王川が流れており、金燈篭社は津島牛頭天王社の遥拝所(ようはいじょ:天王川を挟んだ対岸から津島神社を拝んだ所)でした。堤下神社は“夜泣き封じ”にご利益があると伝えられています。
 また、境内には井戸の遺構が残っています。古井戸はこの「堤下神社の井戸」のほか、「坂口町(現在の本町3丁目)の井戸」、「上切(現在の本町1丁目)の井戸」があります。

<備考>
 現在でも、堤下神社横の天王通りから津島神社の方向を見ると、信号のある交差点が低く見え、かつてそこが川底であったのではないかと推定出来ます。


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