蓮台寺は大通りに「毘沙門天王」の石碑が立ち、朱塗りの山門をくぐると、マツ、マキ、サツキなどが植えられ苔むした小さな庭園があります。 この寺は「東の御堂」と呼ばれ、弘長2年(1262年)堀田尾張守正重の創建、西福寺(西の御堂)と同じく正重の第6子弥阿上人の開基と伝えられています。御本尊は阿弥陀如来です。当寺は滋賀県蓮花寺に属していましたが、昭和29年に時宗一向派から浄土宗に改宗しています。 当寺には、弥阿上人坐像と一向上人坐像という木造坐像2体が伝えられており、県の文化財に指定されています。弥阿上人像は貞和3年(1347年)、一向上人像は文明2年(1470年)の造立と伝わっています。 また、当寺には織田信長、信長の長男・信忠の判物が伝わっています。 |