興禅寺
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写真は興禅寺にある木造牛頭天王像
寶珠山 興禅寺 こうぜんじ 今市場町3−22 曹洞宗 駐車場あり

  興禅寺は津島の曹洞宗寺院の中心であり、御本尊は薬師如来坐像です。永徳元年(1381年)に万山寿一和尚が創建したと伝えられ、七堂伽藍が備わり七十以上の末寺を持つ大霊場でしたが、天正大地震(1585年)で倒壊・焼失しました。それでも、近世には地蔵寺・雲居寺・延命寺など10ヶ寺の末寺がありました。
 当寺は津島牛頭天王社とも関係が深く、天王社筆頭社家・堀田右馬太夫家の菩提寺でした。天王社社家の堀田知之・堀田之邑の墓石はそれぞれ、「堀田木吾の墓」、「堀田之邑の墓」として市文化財に指定されています。両者とも江戸時代の人で当地の文化発展に寄与しました。
 当寺には全国的にも大変貴重な「木造牛頭天王像」が伝わっています。この像は、3面12臀で頭上に牛頭を冠しています。これまで門外不出と言われていましたが、近年藤祭り期間中に特別開帳されています。
 興禅寺は海東西新四国八十八ヶ所五十七番札所です。

<備考>
 当寺の山門横に今市場町内の山車蔵があります。


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