津島を南北に走る本町通りは旧津島上街道です。この街道は中世には京都と東国を結ぶ古東海道の一部として、伊勢の桑名から津島を経て尾張の清須を結ぶ道でした。ということは、織田信長も豊臣秀吉も歩いた道なのです。 江戸時代には、津島上街道は津島と名古屋城下を結んでいました。津島・勝幡・木田・甚目寺・新川・枇杷島・名古屋を結び、名古屋鉄道津島線に沿って、現在でも細々とした道が残っています。津島から勝幡までは中世の自然堤防であり、津島の町並みはこの堤防に沿って発展していきました。今でも古い町並みが続き、風情があります。また、この街道は巡見街道とも呼ばれました。江戸時代、江戸幕府の巡見使が民情視察のため通った道であったためです。巡見街道は現在の名古屋鉄道尾西線に沿って津島から尾張一宮へと続いていました。また、津島の旧市街はお寺の数が多いことで有名です。たった1km四方の中に30もの寺院があります。これらを訪ねながら散策してはいかがでしょう。 |
※各寺社への拝観につきましては、対応できかねる場合がありますのでご了承ください。 |
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