津島商工会議所青年部が誕生し四半世紀が過ぎ、２６年目を迎えます。
かつて「ウールの津島」と呼ばれ、ガチャマン景気で栄えたこのまちも、当時の面影を残しつつも今ではすっかり輝きを感じることは出来ません。また全国的に問題視されている人口減少と少子高齢化に関する人口構造の変化は、我がまち津島においてもさらに追い打ちをかけるものとなっています。

　ダーウィンの進化論の中に「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは変化に最も適応したものである」とあります。 　新元号となり、新たな時代へ移りゆくなかで、津島YEGとしてどのように適応していくべきか。

　どんな時代にあっても我われ商工会議所青年部は地域を支える青年経済人として、不確かな現状や無数にある選択肢の中から物事の本質を的確にとらえた上で、自らの意志で突き進むべき道を見極め決断し、発想力と行動力を武器に先を見通すことの出来ない険しい未来を切り拓くための挑戦をしていかなければなりません。そのためには、一人ひとりのメンバーが勇気を持って確実にその一歩を踏み出し行動に移すことが重要だと考えます。
　そして、その一歩を後押しするため、まずは組織運営の在り方にも気を配り、工夫を凝らして有機的な効果を得るための環境を整えます。同時にWEB等を活用して情報を迅速に公開し、開かれた組織であることや魅力ある事業を喧伝するのと共に、我われの活動に対して興味を抱いていただける同志を一人でも多く迎え入れるなど、効果的に機能する仕組みづくりにも取り組んでまいります。これらの新たな一歩こそが時代の色調に適合した組織への進化に繋がるものと確信しています。

　ゼロから一歩を踏み出すことは、一歩から百歩を進むより難しい事ではありますが、新鮮な価値観と斬新な独創力を持った７０名近いメンバー全員が「to Challenge」を胸に、現状に満足することなく、積極的な姿勢で新たな一歩を踏み出すことによって、津島YEGから元気や魅力をこの津島に発信できるよう、仲間と共に挑戦してまいります。